胃がん・大腸がんを併せた消化器がんは、日本人の死亡原因第1位に挙げられる、大変深刻な病気です。
しかし、それら消化器がんは、内視鏡検査を定期的に受けることで、早期発見・治療が可能になります。決して「治らないがん」ではないのです。
浜松市では、健康診断の結果から胃がん・大腸がんの再検査を申し込んでも、3~4カ月待ちになるほど過密な地域です。その間に、病状はどんどん進行してしまいます。そんな「検査難民」と呼ばれる方を、一人でも早く検査して差し上げたい。そして、地域医療に貢献したい。内視鏡センター設立には、そんな強い思いがあります。
内視鏡検査を受けられたことはありますか?
初めて内視鏡検査を受ける方は、検査が近づくと、どなたでもドキドキ緊張してしまうものです。そのような緊張や不安が体を硬くしてしまい、検査を大変で辛いものにしてしまいます。痛みが少なく、辛くない検査を受けていただくためには、患者様の心身のリラックスがとても大切なことなのです。
私たちスタッフは、皆様にリラックスして検査をお受けいただけるように、様々な取り組みをしております。
○最高レベルの知識・技術・テクニックで、快適な検査が受けられます。
○意識下鎮静法(睡眠導入剤を使用。)により、眠りながら検査を受けられます。
○新型マウスピース(エンドリーダー)を使用し、嚥下反射を抑えます。
○細いカメラ(経鼻用内視鏡)を使用しますので、苦痛なく検査を受けられます。
○検査前説明をしっかりおこなうことで、不安の解消に努めます。
○スタッフの暖かい対応と声掛けが、不安や緊張を解きほぐします。
以上のことに対して私たちスタッフは、日々明るく・暖かく・繊細に気を配ることを心がけております。
大腸検査を受けていただく方は、まず腸管洗浄液(900ml)を飲んでいただき、2時間から3時間かけて腸管の中を空っぽにしていただきます。(通常、腸管洗浄液は1800ml~2000ml服用していただくクリニックが多いようですが、当クリニックでは半量以下の900mlでその際に苦痛がなく検査前処置を受けていただくために、マグコロールP、モビプレップ、ビジクリア錠剤と、3種類の腸管洗浄剤を用意しています。ご自分に合ったものをお選びいただきます)