大腸がんは近年増加しています。大腸がんは良性の小さなポリープが成長し、大腸がんになることが判明しています(これを「多段階発癌」といいます)。
症状が悪化してから受診すると、手遅れになることもあります。ですから、定期的な検査によるがんの予防が大切なのです。
わが国では、40歳以上の成人の50%以上が、大腸ポリープを持っていると報告されています。その原因は、食生活が欧米化し、ポリープができやすい体質となってきていることにあります。
しかし、大腸がんは、ポリープが良性のうちに切除すれば、確実に予防できる病気です。ご家族の幸せのためにも、40歳を過ぎたら、ぜひ一度大腸カメラでの内視鏡検査を受けてください。
胃がんの発生に、ピロリ菌が深く関わっていることは、テレビの医療番組でも取り上げられるなど、よく知られる事実となってまいりました。
事実、日本人の半数近くはピロリ菌を保有しています。胃がんにならないためには、ピロリ菌の検査と除菌療法を受けてください。
2015年2月28日には、従来の除菌療法よりも効果が高い新薬が使えるようになりました。
当院でもピロリ菌除菌の新薬の処方が可能です。